以前、情熱大陸で吉田豪さんが取り上げられてました。近年稀に見るベストセラー「聞く力」の阿川佐和子さんを「日向に咲く大輪の華」に喩え、その対比で「路地裏に根付く小さな雑草」と喩えられた吉田豪さん。多くの大物、話題の人をインタビューしてきた彼の何がスゴイのか?情熱大陸で明らかになった吉田豪さんの「聞く力」をまとめてみました。

※以下、特に断りがない引用は全て情熱大陸における吉田豪さんの発言。


■相手の懐に入る(好きな話をさせる)

自分のことロクに知らない奴が女の話だけ聞きに来たら警戒しますよね。

ソッチ系の人が信じてくれる!(吉田豪さんが新宿2丁目に住んでる理由)

今日はラグビーの事だから取材に応じたんだよ(森元首相が取材に応じた理由)

ぜひ結婚式の時は呼んでください(インタビュー後にはスッカリご機嫌になり、思わぬリップサービスをする森元首相)

まずは相手の懐に入らないと自分の聞きたい事は何も話してもらえません。相手が気を許しやすい環境に身を置いたり、相手の好きなモノをキチンと把握し、そこを取っ掛かりにする。そうして相手の懐に入る事がうまく話を聞き出す為の第一歩と言えるでしょう。

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■テンションを下げない(嫌な事もネタにする)

ヒドい目にあってるのが楽しくてしょうがない。

嫌だった時もどう嫌だったかを克明に取材しますよね。

自分と相手が常に相思相愛で楽しい事ばかりというのはまずありません。話を聞いていてツライ時もあるでしょう。ツラい時もテンションを下げず、状況を楽しめるからこそ、どんな相手でも話を聞き出せるのだと思います。


■相手を気遣う、肯定する(ただし嘘をつかない)

嘘ついたら絶対後で辻褄があわなくなる。

どこを見せるかは、すごく気を遣います。

誰しも自分を認めて欲しいし、批判的な事は言われたくないに決まっています。まずは相手を肯定すること。そして、細かい気遣いで労ること。これも聞き上手になる為の基本と言えます。ただ基本とは言え、これを極めようと思うと奥が深いです。たとえば、吉田豪さんは道重さゆみさんにツアーTシャツを着てきたことを(インタビュー中に余計な気を使わせないために)インタビュー後に伝えています。また、おなじ質問ばかりの取材に疲れている吉高由里子さんには、全く別の視点の質問を投げかけて、リフレッシュを促しています。あと、相手を気遣う際にやってはいけないのは「決して嘘をつかない」ということ。墓穴を掘らない為にも嘘をつかず「見せ方」で気を遣うのがベストです。


■相手の心中を察する(話したいのか、話したくないのか)

答えがほしくても質問はしない。

隠したいけど、どっかで言いたい(インタビュー中に吐露した道重さゆみさんの本音)

なかなか心を開いてくれない相手の場合「本当に言いたくないのか」それとも「心の底では言いたいのか」をしっかり見極めなくてはいけません。そして、時に気持ちを代弁し、時にじっと待つ事で、相手の心を解さないといけないのです。


いかがでしょうか?吉田豪さんの情熱大陸を観て「営業マンならあれくらいできる」という発言をする人もいましたが、あのレベルの「聞く力」があれば、トップレベルの営業マンになれるはずです。そして、恋愛においても「聞く力」は非常に重要なスキルですので、たとえ営業マンでなくても、サブカルこじらせ男子は、サブカル界の人気者である吉田豪さんのノウハウを是非習得すべきだと思います。





人間コク宝サブカル伝
吉田 豪
コアマガジン
2014-02-19



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